良いんだか悪いんだかよくわからなくなるような企業 3

配属先は首都圏、大きな駅に近いところに配属となった。


配属先に出社する日は物凄く緊張していたのも今も覚えている。

何支店か渡り歩いているのでどの支店も雰囲気、環境、営業のやり方が全く違う。


言ってしまうと、そこにいる人達に随分と影響を受けるものである。

最初に配属されたところでは必ず始業の一時間前には来ており、仕事をしている。

当然、自身が遅く来れば、


「俺がこんだけ早く来ているのになんで来ないんだ」

等の言葉が普通に飛んでくる。


配属になり、初めての休日明けでは

「よく休んでられるな、休んだのだから今日から頼むよ」

なんて言葉を掛けられた日には私自身気の弱い人間であったので、朝は必ず早く来る、休みを一切取らなくなるなんて事になってくる。


この会社はサビ残なんてのは当たり前、休日出勤も出勤扱いに出来ないなんてのはザラで、管理職がこんなことをやっているから部下ができるわけがない。


良くも悪くも、毎日出勤している日々は精神的にも支配され、肉体的にも支配されていく。

家に帰っても疲労によって何もすることなく、飯を食べ寝るだけ。(たまに呑みにいく)

そんな日々が続くので基本的に体調を崩さなくなる。ここが良い点。


初めて休みは配属後の夏休みの時の2,3日あとは毎日出社のような日々が続いた。


このようなブラック企業に勤務しているとこれが当たり前になると錯覚してくる。

文句を言わないようになってくるから人間というのは恐ろしいものである。